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臆病な白虎。~蛍と遭遇~
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2010.04.29(thu)
すでに三巻を読み終わろうとしている中で二巻を記事にします。笑。
二巻は竜馬がついに脱藩します!!!

脱藩とは、読んで字の如くですが、
当時の日本ではコミュニティ意識が非常に高かったみたいで、
土佐藩や長州藩、薩摩藩などなど、個人は藩に所属しております。

その藩を抜けることは罪であるのです。


しかし竜馬は日本を変えるということをぼんやりと考えてはいるけど、
どうも同郷の土佐藩のやり方と肌が合わない。

そこで脱藩を決意する訳です。


読んでいて感じたのは、
若干なぁなぁで簡単に脱藩を決めたなぁということかな。笑。

「脱藩か、それも面白いな」ぐらいの軽いノリの竜馬にちょっと拍子抜けしました。


ただ周りはそうはいきません。
親族でそうした脱藩者が出た場合、家族が被る被害は甚大ではない。

コミュニティ意識が強い分、親族の罪には過敏であり過剰です。


それでも竜馬は脱藩をするのですが、
僕が感動してしまったのは、それを支えた姉たちですね。

自分たちにどれほどの迷惑がかかるか知った上で竜馬のやりたいようにさせた。

自由にやらせることが必ずしも良いという訳ではないけど、
それでも弟のために手を尽くす愛情に僕は姉弟の絆を感じました。



もう一つ読んでいて強く感じたことがあります。

それは、正義も悪もない、自分こそが正義という感覚。


藩には藩の考えがあり、
幕府には幕府の考えがある。

そして自分の正しさのために争う。
暗殺さえも厭わない。

暗殺も、彼らの正義に沿えば理論だっており正論なんですよね。
そうしたお互いの正義があって戦があるんだと改めて感じました。

これは現在の戦争にもあてはまると思います。

イラク戦争にしたって、
どっちが悪いとは一概には言えない。

お互いが自分が正義と思っているんだから、悪は存在していない。
だから争いが絶えないんだろう。

もっと漫画のように正義と悪が明確だったら世の中平和なんだろうなぁ。。

非常に難しいですね。
どっちも悪い、君はここが悪かった、あなたはここが悪かった、
だからお互いあれとこれを改善して仲良くやっていこう。

そんな風にして丸く収まれればいいんですけど・・・
そうするにはあまりに多くの人が犠牲になってしまいましたね。

仲良くやれなくとも、犠牲者が0になる世界を作るために何をすればいいのか考えなければ。
小沢幹事長とか無給でそういうことを考えて欲しいな。

起訴するしないとか、幹事長を辞める辞めないの議論をするぐらいならね。
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テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

 

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